「結婚する」は、marryで表すことは出来ます。
しかし、
- 「marry」
- 「get married」
- 「be married」
この3つの表現を、それぞれの場面に応じて使い分けないといけません!
この様な使い分けが必要な英語は、丸覚えで済ましてしまうのでは無く、
- ネイティブの感覚と使い分けを理解すること
- 正しい方法で覚えて、復習すること
以上の点が重要になってきます。
「正しい場面で、正しくmarryを使いこなしたい!」
そんな人は、最後まで読む事をオススメします!
- ネイティブのmarryに対する感覚と使い分け
- ネイティブの日常会話例文
- カナダ現地学生が解説!明日から会話で使いこなす勉強法!
- 洋楽に登場するワンフレーズで復習!
結婚するは英語でmarry?
3種類のmarry
冒頭でお伝えした通り、marryにはこの3種類の表現があります。
意味 | 後ろのかたち | |
---|---|---|
marry | 結婚する | 人 |
get married | 結婚する | to 人 |
be married | 結婚している | to 人 |
「be married」が結婚しているという状態を表すのに対して、
「marry」と「get married」は、結婚するという動作を表しています。
では、同じ動作を表している「marry」と「get married」はどのように使い分けるのでしょうか。
ネイティブの感覚と使い分け
ここから3つの表現の使い分けを例文と共に解説します。
Will you marry me?
僕と結婚してくれますか?
I want to marry him.
彼と結婚したい。
marryは「結婚する相手」に重点が置かれているので、後ろには大抵の場合、人が来ます。
後ろに人が来ない使いのは少し古臭かったり、文献の中で使われるような印象があります。
ちなみに「Will you marry me?」はプロポーズのど定番フレーズで、日本語で言う『結婚してください。』みたいな位置付けです。
They decided to get married after being together for 4 years.
彼らは4年の交際の末に結婚する事にした。
My parents want me to get married and settle down.
親は僕に結婚して身を固めて欲しがっている。
一方で、get marriedは、「結婚というアクション」に重点が置かれているので、後ろに人がこない事が多いです。
「marry」と「get married」の違いを分かりやすく表にまとめました。
重点 | 後ろ | |
---|---|---|
marry | 結婚相手 | 人を置く |
get married | 結婚自体 | 人を置かない |
更に、イメージがしやすい様に例をひとつ挙げます。
例えば、「俺結婚するんだ!あの俺が結婚だよ!?」と言いたい場合、結婚にフォーカスされているので、『I’m getting married! Can you believe it?』と表現できます。
逆に「俺エマ(長年の片思いの相手)と結婚するんだ!」なら、相手にフォーカスがあるので、『I will marry Emma!』と表現する方がナチュラルです。
もちろんmarryの後ろに人を置かなかったり、get married to someoneという形でも通じるので、ここの使い分けに神経質になりすぎる必要はありません。
ただ、使い分けを知っておくことで、それぞれの場面で迷わずに使うことができます。
僕は「結婚する」と英語で表現するときは、
- 結婚相手も話に出すときはmarry!
- それ以外はget married!
というふうに割り切って使い分けています。
They have been married for 10 years.
彼らは結婚して10年だ。
He is married to his childhood friend.
彼は幼なじみと結婚している。
be marriedは、後ろに人が来るか、来ないかは気にしなくてOKです!
後ろに「to 人」を置くパターンと、何も置かないパターンの両方がよく見られます。
ちなみに、childhood friendは幼なじみという意味になります。
洋楽に登場するワンフレーズ例文
では、Bruno Marsの「Marry you」に登場する例文を見てみましょう。
『I think I wanna marry you.』
君と結婚したいなあ。
Song by Bruno Mars. Written by Ari Levine, Bruno Mars, Philip Lawrence.
このシーンでは、I thinkがついている事によって、真剣具合が軽減されていて、少しカジュアルに言っているような感覚です。
プロポーズをしている様な雰囲気ではなく、何気ない会話で君と結婚したいなあと言っているイメージですね。
ネイティブの日常会話例文
OMG. She’s so pretty. Do you know her?
うわ、あの子かわいいね。知ってる?
Do you mean Emma? She’s married to David.
エマのこと? エマはデイビッドと結婚してるよ。
What!? I didn’t know that David is married.
え!?デイビッドが結婚してるの知らなかった。
It’s pretty recent. He got married 1 month ago.
結構最近だよ。一ヶ月前に結婚したんだ。
会話で使いこなすための勉強法
暗記は例文とセットで!
英語表現を使いこなすための効果的な覚え方は、
使い方を理解した上で例文と覚える!
ネイティブとの英会話で、丸覚えしただけの英語を使うことは不可能と言えます。
意味は分かっても、どのような形で使うかが分からないからです。
使い方を理解した上で例文と覚える癖をつけておくと、覚えた英語がどの様な文の形で使われるのか分かるようになります。
例文と覚えることで、会話で使える様になるのです。
英語勉強歴5年以上の僕が今でも続けている例文勉強法を、下のリンクで解説しています。
丸覚えから脱却して、英語を使いこなしたい人は読まないと損です!!
復習は洋楽で長期記憶!
皆さんも一度は、「洋楽で勉強する!」みたいな事聞いたことあると思います。`
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ひとつ前でも述べたとおり、英語は例文と覚えることが非常に大切です。
洋楽では、英語表現たちをネイティブのリアルな例文で復習することができ、
発音確認や、メロディーによる長期的な記憶も引き起こしてくれます。
実際の洋楽を使った復習法や、その詳しいメリットは下のリンクにまとめてありますので、一度読むことをオススメします!
➡︎【カナダ現地学生オススメ!】洋楽で勉強するメリット3選とその方法!
ぜひ今日紹介した一曲と共に「marry」を復習して、使いこなせるようになりましょう!
覚えた後はアウトプットで自分の英語に!
ここまで、会話で使いこなすための覚え方と復習方法をお伝えしてきましたが、
実はそれだけでは不十分です。
いくらしっかり暗記して復習していても、アウトプットしない限りは会話レベルのスピードで使いこなすことはできません。
実際にアウトプットして使うことで、初めてその英語を『本当の意味で使いこなせる英語』と自信を持つことが出来る!
アウトプットをするか、しないかでその英語の習得度合いは、天と地ほどの差があります。
一度アウトプットできた英語は、
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知識を頭に詰めたら、アウトプットで、その知識の引き出しを開ける練習をするイメージです!
日本にいながらアウトプットできる??
「でも、日本にいるからアウトプットできない…」と思ったみなさん!
実は、日本にいながらアウトプットする方法って結構あります。
僕も実際カナダに来る前に色んな方法を試してきました。
その中でも、特にネイティブ相手にできる方法にこだわってきました。
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「日本でも、ネイティブ相手にアウトプットをしたい!」と言う人は、要チェックです!
➡︎【日本にいながらできる!】英語のアウトプット勉強法3選!
まとめ
marryは意外とみんなが知っている英語ですが、実際に今日紹介した使い分けができる人は少ないです。
使い分けに迷うと、すぐに言いたいことが言えず、会話に間ができて気まずくなってしまったりするので、
適切な使い方を理解しておくことは非常に重要ですね!
今日紹介した勉強法でしっかり復習して「marry」を使いこなしましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
では!See u soon!